レッスン再開準備について
この1週間、長かったような短かったような。
コロナのお陰で、結局1ヶ月レッスンが出来ませんでした。
自分がいつも出勤している豊川本社のレッスン室から、漏れ聴こえてくるはずの楽器の音や振動が、ほぼ消えました。
何とも言えない寂しさ。いつも音楽に溢れた職場で仕事できていたことは、当たり前ではなく、幸せなことだと改めて思います。また音楽のある職場を早く取り戻したいという、焦りのような気持ちが溢れてきます。
私たち楽器店が経営を続けていくためには、いつかレッスンを再開しなければなりません。
その時のためにやっておくことがあります。それは、生徒様が安心して通える環境づくりです。これは楽器店スタッフだけでなく、講師さんと一緒に環境を整える必要があります。
環境づくりは、楽器店の体制や全体の一体感によって、大きな差が出るところです。私達は、講師さんと力を合わせて絶対に感染を広げないようにレッスンを提供したいと思います。
各部屋で使うゴム手袋とドアノブを拭くペーパータオル、それを捨てるゴミ袋を準備。
鍵盤楽器を拭くクロスと鍵盤クリーナー。
しかしこのように備品を準備しても、活用しなければ意味はありません。講師さんにも限られた時間の中でやれることをお願いしていきます。
調律師にも各部屋のピアノの音をチェックに回っています。皆さんに、いい音でレッスンを始めてもらえるように。
活動も自粛や制約が多くなり、フラストレーションが溜まってきている頃。どこまで制限するのかは自分自身で決めることです。本来は生徒さんと講師さんが同意のもと、レッスンを再開できればそれで良いと思います。
不安な方は無理なさらないで下さい。長期欠席や休会を延長して頂き、また皆様が笑顔で安心してレッスンにお越し頂ける日が来ることを心より願っています。
こんな時こそ音楽のチカラの出番!
日本では、引き続き大規模イベントの自粛要請が出ており、イベントを主催する団体は大打撃継続中(弊社を含む)。
いわゆるフリーランスともいえるアーティストたちの悲痛な叫びも、ネットニュースを通して耳に入る。早く終息を願うばかり。
そんな中でも明るい話題!
イタリアでは外出禁止令が出ているそうですが、その状況下でアパートの住民が窓辺で地元民謡を歌い、多くの人が窓辺から合唱に参加する様子がニュースに上がっていました。
「音楽は人と人を繋いでくれる。苦難においても力をくれる。」と改めて思うニュース。
あと、民謡っていい!老若男女が分け隔てなく知っていて、好き嫌いなく生活に馴染んでいる曲が多い。そういう意味で、沖縄民謡もいいなーって再認識する(個人的な意見)。
震災の時にも音楽の力を感じた。
昨夜はFNS歌謡祭(臨時)で、公演がキャンセルになったアーテイストたちによる演奏やパフォーマンスが放送された。今、色んな境遇の人がいて、大変な状況だけど、皆で乗り越えようというメッセージを伝える主旨。
イベントの開催や規模縮小、レッスン再開や衛生管理についても、会社の判断とその姿勢が問われる。私だけでなく、多くの経営者が頭を悩ましている。
人命や健康は大切だが、そのために経済をどこまで犠牲にできるか。考え続けて一つひとつ判断していく。
心と身体をケアしながら皆で乗り越えよう!
フライヤーできました!
皆さん、こんにちは。元気ですか?
私はコロナ疲れ。してます。はい笑
この2週間、音楽教室の対応に相当な時間とエネルギーをかけていました。そんな中でも、裏では新しいイベントの準備を進めています。
(忘れてはいけません。2020年はオリエンナーレの年であるということを。)
新しいフライヤーが完成しました!!!
上里はな子・平沼有梨・小川和久ジョイントコンサート
上里はな子さんとは同郷で個人的にも応援しているバイオリニスト。はな子さんが奏でるバイオリンは強さと美しさがあり、いつもその音色に圧倒されます。ぜひ多くの方にその音を浴びて頂きたい!
そんな上里さんと共演するのは、以前エレクトーンコンサートでお招きしたことがある平沼有梨さん。たまたま上里さんと平沼さんが仲良くされていることを知り、ならば一緒に演奏して頂こうと思い企画しました(単純)。久しぶりに聴く平沼さんの演奏も楽しみ。当日はピアノもエレクトーンも使用されます。
さらに豪華なアンサンブルにするため、チェリストの小川和久さんをお招きして、豪華メンバーで開催!
豊川市小坂井フロイデンホールは、とても響きの良いホールです。良い音響で極上の音楽を聴いて頂ける、お薦めのコンサート(遠方からでも充分お越し頂く価値がある!)。そして僕はひそかにMCも楽しみ^_^
このメンバーでこの価格!驚
オリエンナーレですからねっ。
ではコンサート会場でお会いしましょう笑
JASRACと絶賛係争中!
皆さんも比較的興味を持っているJASRACと音楽教室の裁判。コロナウイルス関連のニュースに隠れて、東京地裁では敗訴してしまいました(即、控訴!)。
何を隠そう私はコロナの裏でもう一つショックを受けていたのです(苦笑)。
私はネコとウサギの毛アレルギーの他に、この封筒にもアレルギー反応があると自覚しているので無理もありません。
弊社は『音楽教育を守る会』に所属しており、JASRACとの裁判において原告団となっています。守る会にはオリエント楽器の他に、ヤマハ、カワイ、ローランドなど国内有数の楽器メーカーも名を連ねています笑。心強い。
楽器店を運営する上で、著作権については知っていなければと思い本を読んだりしましたが、難しい言葉も多くて理解し辛い。そもそも、もっとシンプルに誰もがわかりやすいものにして欲しいですよね。(恨み節も入ってますかね)
今回の裁判は『音楽教室でのレッスン演奏に著作権使用料を支払う義務がないことの確認を求めた裁判』であり、争点を簡単に説明すると、
1音楽教室のレッスンで生徒さんを公衆とみなすかどうか。
2音楽を聴かせるための演奏をしているかどうか。
以下は、比較的分かりやすい記事だと思いますので、興味のある方は読んでみてください。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200304-00000032-zdn_n-sci&p=2
JASRACは今までの裁判で負けたことはなく、カルチャー教室、ダンス、カラオケと明らかに外堀を埋めて、音楽教育の分野にまでその食指を伸ばしています。
楽器店として言わせて頂くと、私達は地域の音楽普及のために仕事をしています。自治体主催の文化振興事業は税金や補助金で賄われますが、楽器店や音楽教室講師は、活動の価値をお客様に認めていただき対価を受け取って運営しています。そしてその利益は、地域で永続的に続ける音楽普及のために再び投資されることや、スタッフや講師自身がモチベーション高く仕事を続けていくために使われるます。楽器小売店で儲かっているなーっていう会社はそんなにありません(弊社のことはご想像にお任せします)。そこから経費が吸い上げられていくとなると、いずれお客様に転嫁され音楽を習うハードルが上がってしまう。そうなれば、私達が目的としている音楽普及の足を引っ張る構図になる(あくまで主観)。
私達がこのまま裁判に負けてしまったら、いずれ地域のピアノ講師さんにもその影響は及んでいきます。消費税の問題もあり、将来にわたって地域のピアノの先生も大変です。何とか地域の音楽文化を守れるように、裁判に向き合っていきたいと思います。
私達は作曲家やアーティストさんに支払われることを嫌がっている訳ではありません。明確に報酬が分配されるならまだ分かるのですが、教室で行われるレッスンでは先生が演奏しない場合もありますし、著作権切れのクラシック曲も多い。それを一律◯%ということで請求され、誰の曲を使っているかわからないものとして、JASRACが受け取り、運営費として使われるだけだとしたら、納得できない。
そもそもJASRACの封筒には『音楽文化をまもる』と書いてあるではありませんか。でも今の私には『私達(JASRAC)の生活をまもる』としか読めない。
日本は知財に関する法律が先進国として遅れていると言われています。アメリカではある程度緩く設計されており(フェアユース規定というものがあります)、YouTubeなどメディア産業が大きく成長しました。そういった企業は日本では成長しづらい環境であるということも現実です。
いずれにせよ、このまま終わるわけにはいきません。3月4日に知財高裁へ控訴。音楽好きな皆さんはどうお考えになりますか?
この裁判を始める際に、多くの生徒さんから署名を頂きましたのでこのブログで報告をさせて頂きました。引き続き、皆様の応援をよろしくお願い致します。
そして私のアレルギーとの格闘も続きます。
肺炎に勝ちたいんや!
こんにちは。この1週間、頭も身体もフル稼働でコロナ対応に追われてました。
イベント自粛、レッスン休講となったことで、その後の対応の協議、お客様への連絡、従業員の働き方など、多くのことを考えた日々で、少しブログも遠ざかってしまいました。
東三河PTCピアノコンクールも中止になってしまいました、、、。
コロナのおかげで(皮肉)、これから暫くは多くの人に自由な時間が増えるってことですよね。
私の予定も4月末まで音楽イベントが中止になったり、会議や出張も無くなりました。その時間が空いたことで、もちろん仕事をしっかりした上で笑、何がしたいかを考えました。
インドアで1人でも楽しめるものは沢山あると思いますが、読書をしたい、撮り貯めたテレビ番組を観ることや映画も観たい。でもインプットすることばかりでなく、アウトプットできることがしたい気がします。
今回の新型コロナウイルスの影響はもちろんありますが、楽器店に足を運んで下さるお客様は、有難いことに結構いらっしゃいます。楽譜を買っていかれる方も多いです。
こんな時は今までチャレンジできなかった楽器を始めてみるのもいいなぁと思ったりします。ギターやウクレレ、ハーモニカなど手軽な楽器もほんとにオススメです。
自分は沖縄三線をもっと弾かなきゃ!と思ってはいるものの、ついに別の新しい楽器を買ってしまいました汗
それは、鍵盤ハーモニカ!(自分が買ったのはこれではありませんが、もうちょっといいモデルを買っちゃいました)
管楽器をいずれやってみたいと思ってましたが、自分にはハードルが高く感じてて。まずは簡単な吹奏楽器を始めたいなと。そして子供の頃からピアノに親しんでいた自分にとって、鍵盤がついているのは何とも言えない安心感がGOOD!です。
そしてそして、『肺炎に勝つ』ような身体づくりを目指すべく、自分の『肺に喝』を入れる!だからこそ鍵盤ハーモニカで『肺活』を始めるんだ!(もちろん私は健康ですからね!)
という大きな自己正当化できる理由を作って、購入に踏み切りました笑笑
教本も買って、今夜はケンハモを楽しみます。仕事でも『肺活仲間』の募集を強化しまーす。
最後まで読んで頂き有難うございますm(_ _)m
セキスイハウスのセミナー終了。
先日の1/26(日)セキスイハウスさんのシャーウッドモデルルームにて、楽器と暮らしセミナーを開催しました!
オリエンナーレ活動の一環として、ハウスメーカー(セキスイハウス豊橋支店)さんと楽器店(オリエント楽器)が協力して企画しました。
贅沢なリビングにて、ピアノを置くということを中心に、楽器のある暮らしについて話をさせて頂きました。音楽と暮らす文化的な話、楽器が喜ぶ環境や置き場所についてなど、楽器店ならではのノウハウを余す所なく?いや、多分余したと思いますが笑、話をさせて頂きました。弊社のピアノ調律師とともにセミナーを進めましたが、話の後はサックスプレーヤー竹内絵理花さんの素敵な演奏。
サックスプレーヤーを自宅に招いて演奏を聴いているような贅沢な企画!
家づくりの前に知っておくと良いこと、これからも多くの人に伝えていきたいと思います。日頃から気軽に楽器店へ来店して相談して欲しいものです。はい。
それから、ハウスメーカーなら営業の方だけでなく設計の方にもこういった話を聴いて頂きたいと思いました。また呼んでくださいませ。
新しい田原センターにて
こんにちは。ちょっと間が空いてしまいました汗。最初は毎日!を目指していましたが、少しペースを考えて、まずは最低週1更新を目指します。ぼちぼちお付き合いください。
新しくなった田原センターでの取り組みをお話しします。今回新しいセンターでは、小さなチャレンジをしています。
教室の待合い場所に、『みんなの本棚』を作りました!ここでは、読み終わって捨てるような本を生徒さん皆んなで共有しようという取り組みです。本は、基本的に生徒さんに寄付をお願いするわけですが。
読み終えて捨てる本があれば、同じ田原センターに通う生徒さん同士で読みあえたらいいなと思って始めます。まずは見本として、楽器店から古本を数冊ピックアップして提供します。基本的に音楽関連の知識が得られる本棚にしたいと考えていまして。古本を探してきました。
在庫と私の趣味が合わさり、思い切りUKロック系の雑誌が多くなってしまいました笑。こういうの好きなお父さんやお母さんもいると思うし、ま、最初のきっかけにはいいかなと。
でも田原センターの生徒さんが全員UKロックが大好きになってしまったらどうしよう。とちょっと思ったりして、他ジャンルの本も混ぜています。聴く音楽もそうですが、あまり偏らないように配慮したいですね。
今後は生徒さんから音楽関連以外でも色んな本を提供頂けたらいいなぁと思うわけです。どんな本が寄付されていくか楽しみ!
音楽教室のロビーは、音楽好きな人が集まるコミュニティスペースであって欲しいと思うんですよね。いつかと思いつつ取り組めていなかった『みんなの本棚』をはじめることができました。田原センターでの動きを見ながら、他のセンターでも徐々に広げていけたらと考えています。これから暫く、音楽関連の古本を買い漁ることになるかもですね笑
ではまたー。